頚椎症(けいついしょう)とは?
頚椎症(けいついしょう)は、首の骨である頚椎の変性や損傷によって引き起こされる症状や障害の総称です。
頚椎は頭部を支えるとともに、脊髄を保護し、首や頭の動きを可能にする重要な役割を果たしています。しかし、加齢や長時間の不適切な姿勢、外傷などが原因で頚椎に異常が生じると、様々な症状が現れます。
頚椎症の主な症状や特徴
頚椎症(けいついしょう)の主な症状は、頚椎の異常や変性によって引き起こされるもので、多岐にわたります。以下に代表的な症状を挙げます。
首の痛み
首の痛みは頚椎症の最も一般的な症状の一つです。痛みは慢性的なものから急性的なものまで様々で、特に首を動かすと痛みが増すことがあります。
肩や背中の痛み
痛みが首だけでなく、肩や背中に広がることがあります。特に肩甲骨の周りや上背部に痛みを感じることが多いです。
腕や手のしびれ・痛み
頚椎症が進行すると、神経が圧迫されて腕や手にしびれや痛みが現れることがあります。
この症状は片側または両側の腕に現れることがあります。
頭痛
頚椎の異常が原因で緊張性頭痛が引き起こされることがあります。頭の後ろから前にかけて痛みを感じることが多いです。
めまい
頚椎症により、血行が悪くなったり神経が圧迫されることで、めまいを感じることがあります。
手の握力低下
神経が圧迫されることで、手の力が弱くなることがあります。物を持ったり握ったりするのが難しくなることがあります。
しびれや感覚異常
腕や手、指先にしびれや感覚の鈍さを感じることがあります。この症状は神経の圧迫が原因で起こります。
歩行障害
重症の場合、下肢の筋力低下やしびれが起こり、歩行が困難になることもあります。
その他の症状
長時間同じ姿勢をとることや、首を動かすことが困難になることもあります。
頚椎症(けいついしょう)にならない対策方法
頚椎症(けいついしょう)を予防するためには、日常生活において以下のような対策を取ることが重要です。
正しい姿勢を保つ
長時間同じ姿勢を続けることは、頚椎に負担をかけます。デスクワークやスマートフォンの使用時には、以下の点に注意しましょう。
- パソコンやスマートフォンの画面を目の高さに合わせる。
- 椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばす。
- 1時間ごとに立ち上がってストレッチを行う。
適度な運動を行う
頚椎周りの筋肉を強化し、柔軟性を保つために、適度な運動を取り入れましょう。
- 軽いストレッチやヨガを日常的に行う。
- 首や肩の筋肉を鍛えるエクササイズを取り入れる。
- ウォーキングやスイミングなどの有酸素運動を定期的に行う。
適切な枕を使用する
睡眠時の姿勢も頚椎に影響を与えます。以下の点に注意して、適切な枕を選びましょう。
- 首と背骨が自然な位置に保たれる高さの枕を使用する。
- 硬さや形状が自分に合った枕を選ぶ。
- 定期的に枕を交換し、清潔を保つ。
重い物を持つときの注意
重い物を持ち上げる際には、腰や首に負担がかからないように工夫しましょう。
- 重い物を持つときは膝を曲げて、腰を使って持ち上げる。
- 持ち上げる際に首を曲げたり捻ったりしないようにする。
5. 生活習慣の見直し
日常生活における小さな習慣が、頚椎への負担を軽減します。
- 十分な睡眠をとり、身体を休める。
- ストレスを溜めないようにする。
- 禁煙を心がける(喫煙は血行不良を引き起こし、頚椎に悪影響を及ぼします)。
定期的な健康チェック
定期的に医師の診断を受けることで、早期に頚椎症の兆候を発見し、適切な対策を取ることができます。
頚椎症はどこで治療をしてもらえる?
頚椎症の治療を受けるには、以下の医療機関や専門医を訪れることが一般的です。
整骨院・接骨院
軽度の頚椎症の場合、整骨院や接骨院での施術が効果的なこともあります。ここでは、柔道整復師が手技療法や電気療法を用いて、筋肉や関節の緊張を和らげる治療を行います。
整形外科
頚椎症の診断と治療を専門とする医師が在籍している整形外科は、まず訪れるべき場所です。整形外科では、X線、MRI、CTスキャンなどの画像診断を通じて、頚椎の状態を詳しく調べ、適切な治療法を提案します。
神経内科
頚椎症による神経症状(しびれや痛み)が強い場合、神経内科での診察が有効です。神経内科医は、神経系の専門家であり、神経の圧迫や損傷に対する治療を行います。
リハビリテーション科
保存的療法としてリハビリテーションが有効な場合、リハビリテーション科での治療を受けることができます。理学療法士による指導のもと、首や肩の筋力を強化するエクササイズやストレッチを行います。
ペインクリニック
頚椎症による痛みが強い場合、ペインクリニックでの治療が適しています。ここでは、痛みを専門に扱う医師が、痛みを緩和するための薬物療法や神経ブロック注射などの治療を提供します。
整体・カイロプラクティック
整体やカイロプラクティックでも、頚椎の調整を行うことで症状の緩和を図ることができます。ただし、効果や安全性については医師と相談しながら利用することが重要です。
大学病院・総合病院
複数の診療科が連携して治療にあたる大学病院や総合病院では、より専門的かつ総合的な治療が可能です。特に重症例や合併症がある場合には、こうした大規模な医療機関での治療が望ましいです。
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